« 中等科のシーズン | トップページ | 慢心はなかったのか »

宅間死刑囚、刑執行

今朝、大阪教育大学付属池田小学校殺傷事件の宅間死刑囚が刑執行された。

死刑執行のニュースを聞く度に、刑の執行を担当した刑務官のことを思うと胸が痛くなる。
死刑執行は、日本では唯一合法的に行える人殺しだ。
刑務官を志す人には、刑務官の職務の中にこのようなのもあるのだというのは絶対に知っておいて欲しい。犯罪を犯した人を更生させて、社会復帰を目指すための職務だけではないのだ。
もし、刑場のある施設に勤務することがあれば死刑の執行にあたるかもしれないという覚悟はしておいて欲しい。

死刑の執行を担当するように言われた場合、拒否することはできない。それは職務命令だからだ。拒否をするようなことがあれば、それは退職への道が待っている。

私自身、刑場のある拘置所に勤務していたから、自分が執行担当になってもおかしくはない状況だった。ただ、在職中に女子の死刑確定者がいなかったから死刑執行にあたらなくてよかっただけだ。
現在、私が勤務していた施設には一審で死刑判決を受けた未決囚がいる。控訴審や上告審で一審判決が覆される可能性も低いであろう状況故、何年先になるかはわからないのだけど、いずれは女区の誰かが執行の担当にあたらなければいけないだろう。もしかすると、私と一緒に勤務したことがある方が担当になるのかもしれない。そう思うとよけいにやるせない気持ちになる。

※刑場は以下の7施設にある。
札幌刑務所札幌拘置支所、宮城刑務所仙台拘置支所、東京拘置所、名古屋拘置所、大阪拘置所、広島拘置所、福岡拘置所
8つある管区の内、高松管区内には刑場のある施設がないので、大阪拘置所で執行される。

9月 14, 2004 日記・コラム・つぶやき |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45123/1437454

この記事へのトラックバック一覧です: 宅間死刑囚、刑執行:

» 宅間守に死刑執行 トラックバック FUKUHIROのブログ
2001年6月8日に発生した国立大阪教育大学付属 池田小学校児童殺傷事件の犯人、宅間守(写真)に 今日午前、大阪拘置所で死刑が執行された。 昨年8月28日... 続きを読む

受信: 2004/09/15 12:56:55

コメント

死刑は憎しみに対して憎しみを果たす行為であり、
私は嫌いです、執行の際に立会検事、検察事務官など5名の
立会人が5つのボタンを押します。
怯えている死刑囚を4,5名の刑務官が強行に執行し
死体が無惨に果てた死刑囚がいます。
吊られている光景を検事は、苦み渋った目つきで、「悪人め」と見つめる光景は、自らが社会正義の代表として遺族の代表として正義感を果たしたと思っているのでしょう。
しかし検事の押したボタンと見つめる顔は、死刑囚の悪人だった頃と似ていると思うのは私だけなのでしょうか?
死を受け入れない者に対して死を強引に執行するのは、
殺人であり、中世の時代と何ら変わりない光景に見えてます。 人間を修復するためのプログラムを講じて人間回復に
努めるべきであり、犯罪抑止、国益、平和に還元しなければ
何の意義も進化もないように思います。
なぜならば、悪魔の子も神の子も生まれないからです。
人間の慈悲と生命の尊さを、知り人間として死を迎えるべきだとかんじてなりません。
私には、立会う検事他4名が悪魔のように思えます。

投稿 名古屋 | 2005/06/09 21:21:55

コメントを書く