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慢心はなかったのか

先月24日の川越少年刑務所さいたま拘置支所で発生した逃走事件は、以下のような経緯らしい。

読売新聞2004年9月15日の記事から。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040915i508.htm

金網と外枠の接合が外れている部分が1か所あり、北詰被告はこの部分から金網をほどいて脱走したことが15日、浦和署の調べでわかった。

同署によると、北詰被告は脱走の数日前、この部分に気付き、監視の目を盗み、金網がほどけるかどうかを試していたという。

そもそも金網と外枠を接合するようになったのは、今年2月に宇都宮市の黒羽刑務所宇都宮拘置支所で、被告の男が老朽化した運動場の金網を破って逃走する事件があったからだという。

中日新聞の2004年9月16日の記事では、仰天モノのことがかかれている。http://www.chunichi.co.jp/00/stm/20040916/lcl_____stm_____004.shtml

調べでは、北詰被告は八月十九日、拘置所屋上の運動場の南側金網フェンスの結び目を事前にボルトで外しておいて、二十四日午前十時すぎ、素手でフェンスをこじ開け脱出。配管を伝って敷地に飛び降り、逃げた。翌日、東京都練馬区内の交番に出頭し、逮捕された。
ボルトは約五センチ。拘置房の洗面所の排水口から外し、刑務官の目を盗んで、房の壁でこすって先をとがらせ、フェンスの結び目に食い込むよう加工。逃走時には数分置きの刑務官の見回りで見つからないよう背中でフェンスを隠していた。
ボルトでほどいた結び目部分はゆるんでいたといい、ボルトを使う数日前には所持していたボールペンを使って失敗していたという。

未決の場合、非収容者が居室外に出るときには必ず検身を行っているはずだ。5cm程度の大きさがあるボルトだけでなく、ボールペンの持ち出しまでさせていたとはどういう検身をしていたのだろうかと言いたい。
それに加えて、居室の捜検もあるはずなので、何をやっていたんだよ!

「逃走なんてめったにおこらない」「こないだ大丈夫だったから、今回も大丈夫」という慢心はなかったのだろうか。
忙しいのは十分承知の上だ。私自身、現職だったときにこういう考えで勤務してしまったことはあった。そのときは刑務事故に結びつかなかっただけだ。

刑務官に限らず、安全とか治安とかに関わる人間に「慢心」は禁物なのだ。

9月 17, 2004 日記・コラム・つぶやき |

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