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77歳に死刑判決

11月19日に、室戸連続保険金殺人事件の坂本 春野 被告に対して上告却下による死刑判決が確定したとのことです。

高松管区での事件でしたので、死刑執行施設は大阪拘置所になります。
これは高松管区には死刑執行施設がないためです。

和歌山カレー事件の被告までは、大阪拘置所女区で死刑執行がないかと思っていたのですけども、先にこちらが執行される可能性が高いですね。
刑務官の立場的にいうと、死刑を執行するのがいいのか病死してもらう方がいいのか非常に難しいところだと思います。もし、自分がまだ現役だったら、きっと割り切れない気持ちを持ちながらも、「仕事は仕事、刑の執行を」と思うのでしょうか。

おそらく今の大阪拘置所女区で死刑執行の経験をしたことがある職員は居ないでしょうから、彼女たちが抱える不安とかとまどいとかは非常に大きいと思います。
見知っている誰かが死刑執行役に携わらなければならないと思うと、非常に辛いです……

11月 30, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

お願い

刑務官採用試験に関するお問い合わせにはお答えすることができません。

刑務官採用試験を受験してから10年近くの年月が過ぎていますし、ましてや退職してからも数年が経過しております。現状がどうなのかといわれてもわかりません。

わからないことに対しての回答によって、逆にご迷惑をおかけする結果にもつながりますのでご了承ください。

11月 30, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

先生と呼ばれて

女子施設の場合、看守は「先生」と呼ばれます。
被収容者からだけでなく、職員同士でも「先生」と呼び合います。
これは、刑務所、拘置所両方に共通していますね。

看守部長になると、職員からは、「部長」と呼ばれるようになります。被収容者からは「部長さん」ですね。
部長に昇進したての頃は何となく呼ばれるのが照れくさかったりするのですが、それもしばらくすれば慣れます。
階級は袖口の部分を見るとわかるようになっていて、看守部長の場合銀色の線が入ります。

副看守長は、職員からは、「副看」や「主任」と呼ばれるようになります。両者の違いはというと、「主任矯正処遇官」かどうかで分かれます。実は、階級以外にも「矯正処遇官」という制度?なるモノがあります。まあ、被収容者にはどっちなのかはわからないので、(袖口に)金線巻いていたら、「主任さん」といっているみたいです。

「先生」と呼ばれることで、何かえらくなったと勘違いする職員もちらほらいます。そういう職員は、被収容者への態度を見ると一発でわかります。
別に被収容者から「先生」と呼ばれたところで、ちーっともえらくなんてないのです。


11月 16, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

集合研修でのお楽しみ

と言えば、けん銃繰法でしょう。(除く飲み)
初等科、中等科いずれでも実施されます。
同じ矯正職で、同じ時期に研修を受ける法務教官(2部)の連中にはこの訓練はなく、刑務官(1部)だけのお楽しみです。

訓練は、最初研修所の体育館でプラスチック弾を使って行います。けん銃の取扱方法を学ぶのです。
刑務官が学ぶ繰法は、片腕で撃つ繰法です。口径を忘れてしまったのですけども、警察で使うモノと確か同じだったような。
プラスチック弾とはいえ、段ボールぐらいは軽く打ち抜いてしまえる威力があります。
このときは、銃を撃ったときの反動というのはあまり感じません。

そして、なんといっても、警察学校に行っての実弾を使った訓練は迫力モノです。
警備服を着て、バスに乗って警察学校に行きます。気分はちょっとした遠足です。
で、実弾を使っての訓練ですけど、撃つと反動がえらくあります。私なんかは非力なので、利き手でも持っているのが厳しいくらいでした。

警察学校の訓練場には、天井や左右の壁にも命中したであろう後がたくさん。きっとけん銃の取扱に慣れていない人たちがやらかしたのでしょう。
まあ、腕前は聞かないように。かろうじて天井命中はなかったですけど(^^;

男子なら管区機動警備隊に入れば、通常勤務の中でも訓練を受ける機会はあるかと思いますが、女子にはそういったモノへの縁が薄いので、けん銃を撃てる機会は集合研修中のみですね。

日本国内で合法的にけん銃を撃てるというのはそうそうない機会です。退職してからは、けん銃撃ったことあるのだーというとちょっとしたネタになりますね。
こういう仕事をしていたからこそ体験できたので、今となってはいい思い出です。

11月 2, 2004 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)