刑務官の場合、一度出勤すると勤務が終了するまでは外に出ることができません。
したがって、OLさんみたいにお昼ごはんを買いにコンビニへ行ったり、外食できないのです。
その代わりといっては何ですが、「職員食堂」があります。「官炊」か業者が入っています。
官炊の場合は、実際に調理をするのは受刑者です。もちろん、刑務官による戒護があります。包丁なども扱う作業ですから、当然それなりに行状の良い受刑者にしか作業に従事させません。んな、いきなり包丁ブンブンなんてされたりしたらたまったモノじゃないですからね。
1食の値段も400円程度とリーズナブルです。あらかじめ食券を購入して、朝のうちに予約しておきます。メニューは日替わり定食や麺類ですね。
女子施設の場合は、女子受刑者が作ると言うこともあってか、結構美味しいモノが食べられます。でも、土日祝日などといった免業日はやっていないので、そのときはお弁当です。
業者の場合は、普通の食堂と同じです。勤務していた拘置所の食堂は不味いし、女区からも遠いので、勤務期間中1度も食べたことなかったです。実は、転勤前に護送勤務で行く機会があって、そのときに食べたらゲロマズだったんで……。女区の職員は、みなお弁当でしたね。といっても、私の場合、料理があまり得意じゃないので、あらかじめ買っておいたパンとかインスタントとかになることも多かったです。
食べるのは、待機室です。
現場に出ている場合は待機時間(30分)中に食べないといけません。担当場所への往復時間、上司への報告時間、用を足す時間を計算すると、実質15分程度で食べないとダメです。故に、刑務官は早食い。
夜勤日の夕食はというと、平日は食堂を利用することができます。予約制です。
刑務所時代は一緒に夜勤する先輩たちと一緒に食べていました。16:00からの待機時間に食べます。
拘置所時代は、お昼同様持ち込んだ食事でしのでいました。従って、夜勤の日は2食分の食事を持っていっていました。人数が少ないこともあって、16:00にではなくて、その後の待機時間に食べていましたね。
さて、夜勤していると腹が減ってきます。夜勤者の暗黙の了解として、小腹を満たすためのモノ(お菓子、ミニカップ麺、スープなど)を持参するというのがあります。そして、待機時間中や仮眠する前に食べます。
と、ここまでは施設内での話でしたが、施設の外で食べる場合もあります。それは、裁判所出廷勤務と検察庁勤務です。いずれにも食堂や売店があるので、戒護勤務にあたっていない時間帯で食事をとります。制服を着ているので、裁判所や検察庁の外には出られません。