暗い話題が続きましたので、ちょっと女子刑務官の日常ライフを思い出してみます。
刑務官の朝は早いです。
女子の場合、7:30から勤務(以降、早出)、と8:30から出勤(以降、遅出)の2パターンです。
施設に隣接する官舎に居住している場合、制服を着て出勤します。歩いて5分かかるかどうかですから、通勤ラッシュとは全く無縁です。
出勤をしたら、出勤簿に印鑑(シャチハタは不可)を押して、配置板の見ます。コマに名前が書かれているので、自分のコマを探します。日勤者は配置が固定されているので、交代の順番を見るだけですけども、夜勤者は配置箇所もその日によって違いますので、配置も確認します。交代勤務の場合は、交代の順番も覚えないといけません。
で、配置を確認したら、コマをひっくり返します。未出勤が赤、出勤済みが白というパターンになるでしょうか。赤のままだと電話連絡が入ります。まずは待機室へ、その後は本人(現在だと携帯か)へです。
その後は、いったん荷物を置きに待機室に行きます。そこで、早出者同士の情報交換や準備をします。
早出か遅出で朝点検を受けることになります。なお、武道訓練などで点検免除になることもあります。早出or遅出は1ヶ月ごとにシフトで決まります。
朝点検は、勤務開始前の10分前です。それまでに点検場にいかねばなりません。朝点検時は、白手袋をはめて、号令とともに点検官に敬礼。その後訓示などがあります。刑務官3品(刑務官手帳、捕縄、呼子笛)の検査もあります。
朝点検に出られず、しかも始業時間に間に合わなければ手続書(始末書)を書かされます。私は1度あやうく書く羽目になりました。前の日の深酒が原因で(←大アホ)。このときは、かろうじて始業時間には間に合って、上司に怒られるだけですみました(^^;
日勤者の場合は早出、遅出両方あります。夜勤者は遅出がほとんどで早出は滅多にありません。
早出で何をするかといえば、主に被収容者の朝点検、朝食の配食立会、朝食後の投薬といったところです。当然のことながら、夜勤者から被収容者の動静の引き継ぎを受けてからです。
刑務所でも拘置所でも朝食は居室で食べるので、刑務官・被収容者いずれも大忙しです。
刑務所の場合、食後は工場へ出房です。鍵のかかっている居室を順番に開けていかなければいけません。
拘置所の場合は、投薬を聞いたり、願箋を配ったりします。舎房担当によっては、遅出で交代するまでに願箋配っておいてねという無茶なことを言う人もいたりします。こっちとしては後輩でも階級は上なので、「はいはい、すみません」と謝っていましたけど、正直その先輩が正担当をしている舎房の早出担当や応援に就くのはちょっとイヤでしたね。
8:30になると、早出応援が終わって、正担当に引き継ぎをして通常の勤務に戻ります。
次のトピックは自宅通勤編です。