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島根県旭町にPFI方式刑務所建設へ

ソースは、本日の中国新聞からです。
島根県旭町の県営「旭拠点工業団地」内に建設と言うことだそうです。
2008年4月開設予定だそうです。

なお、島根県旭町は本年10月には合併して島根県浜田市に編入されます。

選定理由として、

  1. 地元の理解があり、新たな造成の必要がない
  2. 2000人収容に見合う面積
  3. 近くに公的な総合病院があり医療体制が整っている

A級の刑務所になるとのことです。

近くにこういった施設ができることで、商売をしている人や自治体にとっては歓迎なのでしょうけども、近隣に住んでいる人とすればイヤなモノかも知れませんね。私が現在住んでいるところにあるB級施設のあたりなんてこの施設があるから住みたくない、だから地価が安いといったこともあるのですよ……拘置所のあるあたりはちょっとした高級住宅街なのにね。外に被収容者を出す可能性が高いかどうかの違いとかもあったりするのですけどもね。

3月 26, 2005 News | | コメント (1) | トラックバック (0)

緑と花と小動物は生きる力を与える

こぶたさんのコメントを読んで、つくづく緑と花と小動物は人に生きる力を与えてくれるモノだというのを改めて感じました。

刑務所勤務時代、工場の休憩時間に花の手入れを熱心にしていた被収容者。拘置所勤務時代の運動時間に花の手入れを熱心にしていた被収容者。美しい花や緑を愛でる。その花や緑を育てるために一生懸命になる。そんな彼女たちの表情を見ていると、ほっとしたモノです。

拘置所勤務時代には、運動場に鳥小屋がありました。雑役係を中心に小鳥や転勤当初の女区長が拾ってきた雌鳥の世話とかもしてもらってました。
世話をしたり、眺めたりする姿。そこには、女の人らしい、やさしい感情にあふれていました。

残念ながら、昨今の過剰収容により、一部の施設では工場にするためのスペースを確保するために花壇を壊さなければならなかったりします。非常に残念なことです。

緑、花、小動物。犯罪者が人らしい心を取り戻すためのきっかけでもあったりします。

近代的な建物もいいのでしょうけども、心のエネルギーを奪うような施設では被収容者の更生にもならないでしょうし、職員もダメになっていくと思います。

3月 25, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

刑務官の朝(自宅通勤編)

官舎編と自宅通勤編、何が違うかって?

施設に隣接していない官舎に住んでいたり、自宅に住んでいる場合は、私服で登庁します。施設によっては、いろいろうるさく言われる施設もあります。ジーンズ禁止とか。

自宅通勤であろうが、始業時間は変わるわけではありません。
私の場合、片道約1時間かけて通勤していました。
早出(7:20点検)勤務に間に合うためには、7:00には施設に着いていないとダメです。で、通勤時間が1時間。朝家を出るのは、6:00。んでもって、起床はと言えば5:00でした。
電車通勤ですが、さすがに通勤ラッシュなんてコトはなく、早朝の電車の中で眠気を解消して、施設の最寄り駅に着いたらそこから徒歩です。
とにかく眠い。冬場は、日の出ていないうちに家を出て、帰る頃には日が暮れているから、娑婆で太陽の光を浴びることがなかった(泣

施設に着いたら、更衣室で着替えをして、それから待機室に向かいます。そこから後は官舎編と同じです。

我ながらよく頑張りましたねとほめたいぐらいです。
だって、今の会社10時始業で、しかもタイムカードもないし。

3月 23, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

刑務官の朝(官舎編)

暗い話題が続きましたので、ちょっと女子刑務官の日常ライフを思い出してみます。

刑務官の朝は早いです。
女子の場合、7:30から勤務(以降、早出)、と8:30から出勤(以降、遅出)の2パターンです。

施設に隣接する官舎に居住している場合、制服を着て出勤します。歩いて5分かかるかどうかですから、通勤ラッシュとは全く無縁です。

出勤をしたら、出勤簿に印鑑(シャチハタは不可)を押して、配置板の見ます。コマに名前が書かれているので、自分のコマを探します。日勤者は配置が固定されているので、交代の順番を見るだけですけども、夜勤者は配置箇所もその日によって違いますので、配置も確認します。交代勤務の場合は、交代の順番も覚えないといけません。
で、配置を確認したら、コマをひっくり返します。未出勤が赤、出勤済みが白というパターンになるでしょうか。赤のままだと電話連絡が入ります。まずは待機室へ、その後は本人(現在だと携帯か)へです。

その後は、いったん荷物を置きに待機室に行きます。そこで、早出者同士の情報交換や準備をします。

早出か遅出で朝点検を受けることになります。なお、武道訓練などで点検免除になることもあります。早出or遅出は1ヶ月ごとにシフトで決まります。
朝点検は、勤務開始前の10分前です。それまでに点検場にいかねばなりません。朝点検時は、白手袋をはめて、号令とともに点検官に敬礼。その後訓示などがあります。刑務官3品(刑務官手帳、捕縄、呼子笛)の検査もあります。

朝点検に出られず、しかも始業時間に間に合わなければ手続書(始末書)を書かされます。私は1度あやうく書く羽目になりました。前の日の深酒が原因で(←大アホ)。このときは、かろうじて始業時間には間に合って、上司に怒られるだけですみました(^^;

日勤者の場合は早出、遅出両方あります。夜勤者は遅出がほとんどで早出は滅多にありません。
早出で何をするかといえば、主に被収容者の朝点検、朝食の配食立会、朝食後の投薬といったところです。当然のことながら、夜勤者から被収容者の動静の引き継ぎを受けてからです。
刑務所でも拘置所でも朝食は居室で食べるので、刑務官・被収容者いずれも大忙しです。

刑務所の場合、食後は工場へ出房です。鍵のかかっている居室を順番に開けていかなければいけません。
拘置所の場合は、投薬を聞いたり、願箋を配ったりします。舎房担当によっては、遅出で交代するまでに願箋配っておいてねという無茶なことを言う人もいたりします。こっちとしては後輩でも階級は上なので、「はいはい、すみません」と謝っていましたけど、正直その先輩が正担当をしている舎房の早出担当や応援に就くのはちょっとイヤでしたね。

8:30になると、早出応援が終わって、正担当に引き継ぎをして通常の勤務に戻ります。

次のトピックは自宅通勤編です。

3月 22, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

死んでしまったら何にもならない

2chで拾った情報です。

来年度から福島で勤務することになっていた東京拘置所の女子職員が官舎で自殺をしてしまったそうで……
彼女に死を選ばせるほどの何があったのかは私にはわかりません。
第一発見者である同居人はそのショックで実家に戻ってしまったそうで、その後どうなったのかわからないとのことです。
確かに、仕事柄被収容者の自殺姿を見ることはあるかも知れませんけど、同僚である刑務官の自殺現場を見た日にはやっぱりショックがでかいと思います。20そこそこの娘さんには耐えられないと思います。

ただ、一つ言えるのは、どんなに辛くても自ら命を絶つのだけは絶対にダメです。
まあ、自殺未遂やらかした身ではえらそうには言えないのですけどね……。発作的にネクタイで首締めてみたり、もらっている薬を一気のみしてみたり。結局死ねなかったので、こうやってBlogを書いているのですけども。

辛かったら辞めるという選択肢だってあったのだろうに、それすらできなかったかと悔やまれます。
自殺してしまったら周囲を悲しませるだけです。

刑務官の仕事は確かに精神的・肉体的にきついです。報道こそはほとんどされませんが、年に何人かは自殺で亡くなっています。

採用系掲示板とかでは、内定云々で騒いでいますけど、拝命したとたん、後悔に変わらないことを祈りたいです。

仕事を続けることの苦しみと、辞めることによる苦しみ。それはそれぞれの事情によって異なってくるかと思いますが、死んでしまっては何もならないとだけは強く言っておきます。

3月 22, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (7) | トラックバック (0)

以前にも書いたのにー。(怒)

刑務官採用試験についての質問が来てる。ぷんすか。

過去記事を読んでいるのなら、質問しないで欲しいという旨を書いたトピにも目を通していませんか?

少なくとも、国会で予算が通らないと、管区や施設では何人採用できるのかとか正確に答えられないわけ。それは国の機関である管区や各施設は国家予算で運営されているのだから。
私の場合も、採用が決まったのは拝命の数日前でした。

過去の文書にまともに目を通さないと言うことは、実際に採用された場合に、実務では過去の通達などにちゃんと目を通さない可能性が高いですね。んなことやっていたら、もちろん周囲に怒られますからね。

プロフィール欄にも採用試験関連についての質問お断りの旨を追加しましたので、もし次同様の事案があればメールアドレスとFrom名晒しの刑に処します。

3月 15, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

札幌管区ネタ多すぎ(その2)

このBlogですでに取り上げたネタも含めて、まとめの意味で書いておきます。2ch某スレッド795が元です。
ということで、祭り状態だよ。この調子だとまだまだ発覚しそうな予感。

札幌拘置支所:出廷忘れ、出廷中逃走、忘年会女を夜勤からはずして出席させる
出廷中逃走のソース:http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050208k0000m040153000c.html

札幌刑務支所:結核の届けを遅れる、遅れた事実はないと虚偽報告指摘される。札幌市処分検討中。
ソース:http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050308k0000e040083000c.html

札幌刑務所:不正作業品隠し、(農場の倉庫にて大量に見つかる)、個人情報流失、被収容者同士のメモ報告し忘れ
不正作業品隠しのソース:http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/01/28/20050128ddr041040005000c.html
個人情報流出のソース:http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/03/05/20050305dde041040037000c.html
被収容者同士のメモ報告し忘れのソース:
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/01/28/20050128ddr041040005000c.html

あと、管内施設の多くで無資格調剤とか。月形刑務所でも結核患者が出たみたいです。

3月 11, 2005 News | | コメント (1) | トラックバック (1)

転勤について

刑務官の転勤は2つのパターンに分かれるかと思います。
退職後に転勤制度が変わっていなければですけど。

1つ目は、幹部コース用で、これは2年ないし3年をめどに全国の施設を渡り歩きます。若くして幹部コースに進んだ場合は管区や本省(法務省)などでの勤務もあります。
幹部コースは国家1種で採用されるか高等科を出ることで進むことが可能になります。刑務官採用試験で刑務官になった場合は、初等科(1年目)→中等科(2年目もしくは3年目以降入所試験合格)→高等科(中等科卒業後入所試験合格)ということになります。

2つ目は帰郷転勤とよばれるものです。実家がある地域の施設に転勤するのがほとんどですね。イメージ的には、転勤先の施設で勤め上げるといった感じです。
この場合、転勤に関わる費用はすべて自分持ちになります。

私も帰郷転勤しました。転勤希望調査があってそこで記入することになります。そりゃ、実家に近い施設で勤務したいというのはあったのですけど、こんなに早く通るとはといった感じでした。
希望施設によっては何年もかかってようやくというケースもあります。逆に拝命1年未満での帰郷転勤もあります。こればかりは、希望施設の空き人員の問題が絡んでくるので何とも言いようがないです。

私が拝命して間もない頃から幹部コースをめざしているのは周囲には知れ渡っていたので、通常の帰郷転勤とは事情が違ってますね……どうやら初等科研修時の研修所のお偉いサンのコネもあったみたいです。幹部コースを歩み始める前に拘置所での勤務体験もさせておきたかったみたいです。

もし、私が順調に幹部コースを歩んでいたとするなら……?今となっては想像もつかないですね。

3月 6, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

14才以下でも少年院送致へ

14才以下の少年(この場合、触法少年と呼ばれますね)でも、必要があれば児童相談所経由で家庭裁判所に送致した上、少年院送致決定をすることができるようにするという少年法・少年院法改正案が閣議決定されたようです。念頭にあるのは長崎児童誘拐殺人事件・佐世保小学生殺人事件あたりでしょうか。
現行刑法では14才からが刑事責任を問われることになっていますが、このままでいくと、この年齢の引き下げも考えられます。まぁ、触法少年・虞犯少年(具体的な犯罪は行っていないが将来犯罪を起こす可能性のある少年を指す)に対する警察の調査権を拡充するとの法案も同時に閣議決定されてますから、年少者による犯罪抑止につながるとの判断なんでしょう。実際、犯罪抑止に繋がるかどうかは、疑問のあるところではあるんですが。。。
実際、14才ですら、鑑別所の中で見るとまだまだ子供、判断力や思考力は自己中心的で「ガキやな?」というのが本音です。神戸連続児童殺傷事件の犯人A少年ですら、外見は普通の子供と同じだったという報告があります。
それがうっかりすると小学生ですら少年院行きとなると問題点は年長少年との接触による影響、少年院教育課程の再編、ラベリングによる少年への影響、退院後の心理的サポートの必要性といったあたりでしょうか。
今の国会運営の勢いではおそらく次の国会で可決成立するおそれがあります。自己責任能力が果たして何歳で問えるか、このままうっかり10才前後で殺人・傷害・窃盗などの罪で少年院へ入れるといったケースが出た場合、児童自立支援施設(昔で言う教護院)や児童養護施設といった福祉的サポートによる矯正の可能性を否定してしまっていいものか、難しいところだと言えます。
厳罰化により、少年非行が減るかというと、そうでもないところがまたさらに問題をややこしくしていますね。1950年代の少年非行の件数、凶悪犯罪での検挙数からすれば、今の子供は非行が少なく、凶悪犯罪で検挙された人数も少ないという事実があります。ここ10年だけのレンジで見れば確かに少年非行は増えている、凶悪犯罪は増えていると言えるのですが。。。もっと、少年矯正に関わった専門家、刑法学者、心理の専門家などによる詰めが必要ではないかなと愚考します。

3月 2, 2005 News | | コメント (4) | トラックバック (1)

刑確定による収監

通常、拘置所に収監されるのは、逮捕→勾留という流れです。

しかし、今回取り上げるようなニュースのように、刑確定による拘置所収監もあります。
坂井隆憲前議員:東京拘置所に収監 控訴を自ら取り下げ
保釈とか在宅起訴になるケースで実刑食らってというのは珍しいのですけどね。
今回の場合、控訴もしないで刑確定ということで、そのまま東京拘置所に収監になったみたいですね。

なぜ、いきなり刑務所に収監されるのではなく、拘置所に収監されるのかと言えば、どこの施設で服役するかを決定するためにいろんな調査を行うからです。
服役先は刑務所とは限りません。実は拘置所の経理作業(炊場、舎房の雑役など)に就く場合もあるからです。


3月 1, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)