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受刑者情報を看守部長が盗み、所長が隠す…鳥取刑務所

読売新聞より。

 鳥取刑務所(鳥取市)の看守部長(41)が受刑者と出所者の計約2000人分の住所、氏名、刑期などの個人情報などが入ったパソコン用外部記憶媒体(USBメモリー)5個とパソコン1台を盗んでいたことがわかり、法務省広島矯正管区(広島市)は20日、看守部長を懲戒免職にし、窃盗容疑で鳥取地検に書類送検した。
 さらに、事件の発覚を恐れた塚本哲生・刑務所長(57)らが隠ぺいを指示したとして減給100分の20(3か月)にするなど、計5人を懲戒処分にした。
 USBメモリー3個は壊れた状態で刑務所敷地内で見つかったが、残り2個の所在はわかっていない。
 同矯正管区によると、昨年5月から8月にかけ、倉庫に保管していたパソコン1台と事務室にあったメモリー5個が紛失しているのを職員が発見。刑務所で調査をしたところ、看守部長が「自分が盗んだ。同僚の仕事内容も知りたかった」と供述したという。
 7月の法務省の定期調査や10月の管区特別監察で塚本所長は隠ぺいを指示。「1台は修理中」などと虚偽報告していた。

どういう状態で所内のPCを運用していたかはわからないのですけども、情報セキュリティに対する意識が低すぎます。
USBメモリーは手のひらサイズですから、その気になれば所外へ持ち出しし放題。自宅のPCにデータをおさめて、WinnyなどのP2Pソフトで情報を流すなんてこともできてしまう訳です。
民間企業の情報漏洩案件の犯人はほとんどが職場内の人間なのですよ。

USBメモリー2個とパソコン1台の所在がこの記事では明らかになっていないのですが、外部に情報漏洩する前に回収していただきたいものです。外部に情報漏洩、特にインターネット上に情報が流れてしまった場合、情報の回収は不可能になってしまいます。

どうやら今回の件を受けて、フラッシュメモリーやCD-Rは絶対使うな、フロッピーかハードディスクに直接保存しろとかいう指示が出たそうです。フロッピー使っている時点でまだ甘いと思うのですが……

1月 21, 2006 News | | コメント (1) | トラックバック (0)

今月末で退職することにしました

管理人個人の状況報告ですみません。

現在、Web系のプログラマー&プロバイダーのサポートの仕事をやっているのですが、今月末で辞めることにしました。

プログラマーの仕事に大きなストレスを感じていたので……会社の状況も、一昨年〜昨年にかけて4ヶ月も給与未払いがあったりと、あまり芳しくない状況ですので、この際辞めることにしました。

1月 19, 2006 | | コメント (2) | トラックバック (0)

「福島刑務支所実録立ち上げ奮戦記」を読んで

この記事は刑政の2006年1月号に掲載されています。

女子施設としては7つ目のもので、福島刑務所の支所として昨年開設されました。
収容定員は500名(既決:490名、未決:10名)です。
職員は定員が84名で、昨年の9月末現在では79名(-5名)です。

記事を読んでいて、開設準備はもちろん大変だったと感じていますが、私自身は開設後の運用状況を見て、いろいろと驚きました。

他の女子施設と大きく違うのは、
1.若くて拝命が浅い職員が3分の2近くを占めている。
9月12日付の統計をひもといてみます。支所全体での数字ですから、男子職員や幹部もこの中に含まれています。したがって、処遇の現場では、若くて拝命の浅い職員が中心層を占めていると思います。

年齢層では、
・18歳〜20歳:29%
・21歳〜30歳:40%
------------------
・31歳〜40歳:15%
・41歳〜50歳:13%
・51歳〜60歳:3%

勤続年数では、
・1年未満:37%
・1年以上3年未満:22%
・3年以上5年未満:10%
------------------
・5年以上7年未満:5%
・7年以上10年未満:4%
・10年以上20年未満:8%
・20年以上:14%

こういう人員構成故、一般職員で工場担当経験者も2名しかいないという現状です。工場は、観察工場・洗濯工場+生産工場3つの合わせて5つですね。
他の女子施設だったらまだまだ夜勤者としてやっているところを工場担当クラスに抜擢しているでしょうから、大変だと思います。

2.夜勤部長がいない
夜勤者看守にとっての夜勤部長は単なる仕事上の上司だけでなく、精神面での支えにもなる存在です。ちょっとしたトラブルがあれば、看守部長に来てもらって……というのが他の女子施設だけでなく、男子施設でもおなじみのパターンだと思うのですが、これが通用しません。
ちょっとしたトラブルの処理も監督当直者があたっているとのことなので、夜勤者、幹部もどちらも大変だなと感じます。

3.受刑者自身による物品管理
福島刑務支所では、受刑者各人に鍵付きの個人ロッカーを貸与してます。ロッカーの大きさは、40cm×30cm×40cmだそうです。
・写真、書信、日用品の所持数制限なし
・郵券(切手・郵便書簡・ハガキ)の自己管理
個人的には、郵券の自己管理は拘置所時代に経験しているので驚かないのですが、写真、書信、日用品の所持数制限なしには驚かされました。捜検しては、「持ちすぎ!」と指導しなくてもいいのですよ。一昔前だったらとても考えられないですね。

開設してまだ1年も経っていない施設なので、運営についてはまだまだ手探りな状態だと思います。そして、女子施設特有の人材問題にもいずれぶち当たると思います。そのときに乗り切れる状態に持っていけるのかが大きな課題だと思います。

1月 17, 2006 日記・コラム・つぶやき | | コメント (7) | トラックバック (0)

ITなんてもろい

闘う刑務官!−新しい刑務所の記事によると、PFI方式を採用する美祢社会復帰促進センター(山口県美祢市)では、ICタグによる遠隔監視や扉の遠隔操作などのIT技術が導入されるということですが、これには正直不安を感じざる得ません。
IT業界で働いているから痛感するのですが、ITというのはものすごくもろいものです。ハードウェアは3〜5年程度しか持ちません(故に、ハードウェアの取り替えは発生します)。制御ソフトウェアのバグも考えられます。ネットワークの障害も考えられるでしょう。受刑者各人の衣服に取り付けるICタグの故障も充分考えられます。
が、なんといっても怖いのが停電です。ITというのは電気というインフラに非常に依存しています。停電したら警備システム全てがおシャカになりかねません。こういった非常事態まで想定しているとは考えづらいです。
社会復帰促進センターと名乗ることになりますが、実質は刑務所です。逃走事故は絶対に許されません。IT技術を導入したことが逃走事故を誘発する原因にならなければ良いのですが……

1月 16, 2006 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (1)