受刑者情報1万件流出か 法務省が調査
以前にもちらっと書いたのですが、ついに表沙汰に。
岩手日報2月13日付けの記事から。
鹿児島刑務所(鹿児島県湧水町)などの受刑者らの個人情報がインターネット上に流出していたことが13日、分かった。流出した情報は1万件に上る可能性があるという。
同刑務所の職員が書き込み可能なCD(CD−R)に情報を記録して京都刑務所(京都市)の職員に渡し、この職員の私物パソコンから流出したといい、法務省は職員間で情報をやりとりした経緯などを調査している。
法務省矯正局などによると、流出したのは鹿児島刑務所のほか滋賀刑務所(大津市)、福岡拘置所(福岡市)に収容されていた受刑者らの氏名や事件概要などの記録。
鹿児島刑務所の職員がCD−Rを京都刑務所の職員に渡したのは昨年12月。
JNNのヘッドラインによると、
流出した個人情報は実名に加え、本籍や事件の概要、受刑者の処遇記録などが含まれています。
(追加)Internet Watchの記事「受刑者情報含む1万ファイルがWinny流出、京都刑務所の刑務官のPCから」によると、
滋賀刑務所や福岡拘置所の被収容者の個人情報が、Winnyネットワーク上に流出していたことがわかった。京都刑務所の刑務官が自宅で使用しているPCがウイルスに感染したのが原因だ。
(さらに追加)読売新聞の記事によると、流出が確認された経緯が書かれています。
同省矯正局によると、今月3日、内閣官房情報セキュリティセンターがネット上での情報流出を確認し、法務省に連絡した。
刑務官らは「互いの勉強のため」に情報をやり取りしていたという。
他の官公庁や民間企業で、Winnyで情報流出というのは飽きるほど聞いてきたのだけども、矯正関係者は何も学んで来なかったのかな。矯正の世界には関係ないと思ってたのかなと言いたくなるぐらいです。
まことに遺憾なことですが、一度流失してしまった情報の回収は不可能です。
法務省矯正局は個人情報が流失してしまった受刑者に対してどうやって詫びを入れるつもりなんでしょうかね。
またまた情報管理の甘さが露呈されたというのか……。
(2/22 追記)
共同通信によると、
刑務所、拘置所の内部情報など1万件余りがウイルスに感染した京都刑務所刑務官の私物パソコンからインターネット上に流出した問題で、このうち受刑者など施設収容者の個人情報は約3400人分に上り、大半は既に出所していることが22日までの法務省の調査で分かった。
情報は鹿児島刑務所の刑務官が昨年末にCDで提供していたことが既に分かっているが、この刑務官も別の刑務官から入手していたことが判明。法務省は、業務の参考資料にするため、刑務官同士が広範に情報をやりとりしていたとみて関係者の処分を検討している。
最終的な処分者数はどの程度になるんでしょうかね……
公務員による内部情報持ち出し(情報窃盗)を罰するための法律というのは、現行法ではないのですよね。窃盗罪は基本的には有形物が対象だし。
いつもの不祥事報道だと、階級なども出るのですが、刑事罰に適合しないから「刑務官」として報道されているのかな?
2月 14, 2006 News | Permalink | コメント (30) | トラックバック (0)