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拘置所の中にいる受刑者

拘置所の中にいる受刑者には大きく分けて2種類あります。

1つは「移送待ち受刑者」です。刑(懲役刑・禁固刑)が確定してから、刑務所に送られるまでの期間を待っている受刑者です。その間は、紙細工などの超単純作業をします。私が勤務していた当時は、雑居からの確定者は受刑者用の雑居に、独居からの確定者は居室はそのままにしていました。

ちなみに、刑が確定したら直ちに受刑者になるのかというとそうじゃありません。ほんのわずかですが、実際に自由刑が確定してから受刑者になるまでの間にはブランクがあります。この間、処遇的には未決被収容者と同じなのですが、刑期には参入されています。
執行命令が来たら、受刑者として処遇します。かごと台車を持って該当する被収容者のところに行って、居室にある物を全部引き上げます。刑の執行言い渡しをしてから、いろいろな手続きを行います。

もう1つが「自所執行受刑者」です。女子の場合だと、刑務所には送らずに拘置所で舎房の衛生係として刑をつとめることになります。はっきり言えば、舎房でのありとあらゆる雑用をこなしてもらう受刑者です。職員の片腕として役立ってもらわないと困るし、未決被収容者からハトとばされても困るので、人選には非常に苦労していましたね。私が勤務していた施設では、薬物関係者以外で刑期3年~5年のA級受刑者というのが条件だったので、誰かの仮釈放の時期が近づくと頭痛かったです。

自所執行受刑者は行事とかにも参加することになるのですけど、男子の自所執行受刑者との接触を避けるために、講堂での行事の時は2Fからでしたね。(男子の自所執行受刑者は1Fからだった)盆踊りの時は、地域の方々や私たち女子職員が浴衣姿になって、櫓の近くにいるようにしたりもしましたっけ。行事には参加させてあげたいとは思うし、だけども目立ってはいけないということで、女子施設での行事とは全然違うなと感じましたね。

5月 15, 2006 初心者向け解説 | | コメント (7) | トラックバック (0)