2つの自殺と刑務官の仕事
大阪拘置所での収賄事件で看守部長が自殺。これは前のトピックのコメントで取り上げています。
岐阜刑務所でも、刑務官の自殺がありました。
Yahoo!トピックスから。ソースは時事通信。
刑務官が自殺=職場で悩み抱える?-岐阜
3日午後4時50分ごろ、岐阜県郡上市和良町土京の国道脇で、男性が車にもたれ掛かって死んでいるのを、通り掛かった男性が発見、郡上署に通報した。死亡したのは同県美濃加茂市に住む岐阜刑務所刑務官(45)で、車内の取っ手にロープを掛けて首をつっていた。
同所は男性が自殺したとみて調べている。
調べによると、男性刑務官が1日夜、帰宅しないため、家族が加茂署に届け出た。家族の話では、男性は、同僚らから職場のトラブルについて疑いを掛けられていると漏らしていたという。
岐阜刑務所といえば、先月刑務官の個人情報が受刑者に漏れていたという話がありましたね。
それがらみでおそらく施設側から取調を受けていたのではないかと思います。
さて、刑務官の仕事とは何でしょうか。
まず、法務省矯正局の刑務官採用試験のページを見てみます。
やさしさと厳しさをもって,罪を犯して収容された人に,考え方・ものの見方のアドバイスや悩みごとに対する指導などを通して,再び過ちを繰り返さないよう指導することを使命とし,併せて刑務所・拘置所等の保安警備の任に当たります。
まあ、間違ってはいません。説明不足ですけど。
「再び過ちを繰り返さないよう指導すること」
それは、受刑者に生きて更生してもらうことを意味します。更生へのプロセスで罪の償いというのも出てきます。
未決の場合、矯正教育を施すことはできません。ただ、収容されている間に罪の償いをする意識が出てくることもあります。
そして、保安警備という観点からみます。
刑務所であれば、受刑者に対する懲役刑・禁錮刑の執行がメインです。
拘置所であれば、勾留の執行場所を提供し、未決被収容者に裁判を受けてもらうことがメインになります。
どちらにしても身柄の確保ですよね。
だから、被収容者に自殺既遂されるというのは非常にまずいことなのです。
前のトピックのコメントでも書きましたが、
刑務官というのは、被収容者に生きることを強要する立場なのですよ。
死刑確定囚に対しても、死刑執行命令書による刑の執行を為すまでは生きてもらわないといけないのです。
施設内で勝手に死ぬことを許してはいけない立場なのです。
私自身、自殺未遂の経験があるので、あまりえらそうには言えない。
やらかしたとき、自分の立場のことなど全く考えていなかった。
家族や友人達が悲しむであろうことなんてこれっぽっちも考えていなかった。
とにかく自分を取り巻く状況から逃げたかった。
本当に身勝手だった。
この2つの自殺で取り残されたご家族の方は、どのように思っているのだろうか。
それを思うと、非常に胸が痛む。
そして、自分がいかに愚かであったことをも痛感するし、刑務官の仕事を続ける資格などなかったというのも痛感している。
辛くなって、本当に仕事を続けられないのなら、刑務官の仕事から逃げてもいい。
もし、刑事罰を犯してしまったら、それは生きることで償って欲しい。
でも、生きることから逃げないで欲しい。
10月 4, 2006 日記・コラム・つぶやき | Permalink
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受信: 2007/06/11 23:10:01
コメント
自殺の問題と常に背中合わせで仕事をしている私にとっても、これらのニュースは看過できないものです。
ここ数年、日本の自殺者数は年間3万人を超えています。たかだか1億3千万人弱しかいない国でです。これは、約15分に1人が自殺を既遂している計算になります。
これまで多くの患者を診察、治療してきて感じるのは、日本ではまだまだ精神疾患に対する理解が乏しく(一方、誤解や偏見は根強く)、職場や学校などにおけるメンタルケア体制は脆弱であるということです。
自己弁護のようですが、全国の精神科医も努力はしているのですが、精神科医の数が全国で1万2~3千人と、人口1万人に1人の割合しかおらず、如何せん需要(患者)に供給(医師)が追いついていないのが現実です。
まずは我々一人一人が自殺をめぐる問題から目をそらさず、そのうえで生きるということをしっかり意識することが重要であると思います。
投稿 XYZ | 2006/10/05 1:03:30
被害者の立場からしたら加害者にしてもらいたいこと、させたいことは「生きること」よりも、「償い続ける」ことなのです。
加害者が被害者へ「償い」を「し続け」ない限り、被害者の加害者への恨みは永遠に消えることはないし、加害者への復讐心も無くならないのですよ。
生きることを教えることもたしかに必要なのでしょうが、刑務所に入った以上、被害者への「償い」を「し続け」ることをとにかく第一にたたきこんでやって欲しいものです。
投稿 被害者 | 2006/10/07 0:47:02
刑務官は受刑者に
「生きて償い続けなさい」
といい続けなければならない仕事、
ほんとうにそうですね。
しかし、受刑者にそう言い続けるには、
自分がそこそこ健康でないと
きついですよね。
ときどきわたしもそんなことを感じます。
職種もおかれた環境も全く違うんで、
参考にならない部分もありますが
投稿 いち | 2006/10/14 9:51:39
>XYZさん
正直、最初は私自身が精神科受診に抵抗がありましたね。
メンタルヘルスケアに関わるのは医師資格を持っている人だけじゃなくて、臨床心理士とかの資格を持っている人もいますけど、ニーズに追いついていないのが現状でしょうね。地方だとなおさらという感じです。
精神科は特に医者との相性というのもありますし。
>被害者さん
>刑務所に入った以上、被害者への「償い」を「し続け」ることをとにかく第一にたたきこんでやって欲しいものです。
強要されて、償いの心を持つモノなのでしょうか?
形だけの償いはあなた自身が望まないのはご自身が一番わかるのではないでしょうか。
>いちさん
自分に余裕がないと、他人のことまで気遣えなくなってしまいますね。
ホント、難しいです。
投稿 管理人 | 2006/10/25 22:12:03
新入雑居房で夜間巡回中に発見したことなのです。7~8人寝ている布団から隣の布団に上半身を突っ込ませているものがおりました。。見た感じでは隣の男の下半身に顔をちか付けて何かしているようでした。他の職員の夜でもそういうことがあると聞いておりました。注意するにも深夜であり扉を開けると逃走脱獄されたら困るし、職員の人数のことを考えると放置せざるを得ませんでした。しかし、する方は自殺しました。される方は凶暴な腕力の強い相撲が得意な朝鮮人でした。ここでとりあえず、筆をおきます。
投稿 大阪拘置所元刑務官 | 2008/04/14 0:18:07
其の朝鮮人はそれ以前に大阪刑務所工場で同衆をハンマーで殴り殺した前科がありました。鉄柵にタオルをかけていたのでクソボロに叱ったのですが、その不満が他の弱い収容者へのいじめにならなかったか反省しています。何度かいじめの現場を目撃して、いじめた人間の頭を叩いたことはありますが自分を守るより正義感が優先していました。其の朝鮮人は保護房に入れてもドアが壊れそうになるほど暴れました。それでドアに強靭な補強(横木設置)をして貰いました。当該朝鮮人は出所後広島で同棲女を殺したという新聞記事が目に留まりました。兎○ソウです。だから其の犯罪者と同房になった被疑者はかなり深刻なストレスが蓄積すると思います。独居が寂しいと懇願して雑居にもどったらしいのです。大阪では朝鮮人が多いので何回か街中などで暴行事案を目撃したことがあります。監獄法では独居が原則ですが雑居でにせざるをえないのです。朝鮮人でもう一人、やっかいな囚人がおりました。精神病院で殺人を犯したのですが、精神病院で面倒がみきれないので拘置所が預かり、拘束期間が終了したにも拘らず、検察庁が釈放を指揮しないので、やむをえず、護送車で堺市付近に「捨ててきた」といえばよくないですが、捨てられた本人は其の足で電車で梅田まで行きました。そして銀行でメモに「99,999,999円よこせ」と書いて渡し、再び拘置所に収監されました。この人物が監獄法改正案の原因人物だと思われます。再び休みます。
投稿 大阪拘置所元刑務官 | 2008/04/14 0:47:23
次に職員の自殺です。2年位先輩の人ですが同じ待機室で休憩中、誰とも会話せず青い顔をしていたので何度か言葉を掛けて反応を期待したけど無反応に近い状態でした。それで他の職員に注意を促して動静観察を求めました。それから数ヶ月して本人は中等科(看守部長養成コース)へ進み、其の人物のことは忘れてしまいました。ところが中等科卒業してしかも新婚間もないのに京都の太鼓橋の下で首吊り自殺したのです。第一報は生命保険会社の営業員と地下鉄で出会い、本人の奥さんから(内緒で契約して1年未満)規則では契約1年以内の自殺では出ないのですが泣きつかれて少しは出すことにしたそうです。自衛隊でも自殺は昔から多かったのですが最近は警察でも多いですね。地理的には東北地方が多いと言う表現では不十分だそうです。根本的には「安楽死を認めない法律制度」や価値観に問題がありそうです。そりゃ~生きた方がいいでしょうけど、そうでない場合もあるでしょう。
昨今は電磁波兵器かもわかりませんが「殺せ」という指示で事件を起す例が増えてきましたね!死という概念(コンセプト)についてもっと議論を深める必要がありそうです。
投稿 大阪拘置所元刑務官 | 2008/04/14 1:11:13
【年間600人もの自殺者】
皆さ-ん!!知ってますくぁ~??
って知らねーか!! 極秘事項だからな。
陸海空の年間自殺者数が600人を突破!!
その原因は「集団によるイジメ」である。
しかーし、自衛隊は自殺原因を借金苦・女性問題とし「集団によるイジメ」と書かない。
これは、遺族にも文章で渡し、自衛隊年間自殺者の名目を変える私文書・公文書偽造ですよーーー!
■自衛隊ホンモノ資料■自衛隊内での自殺者数+自殺原因隠蔽表【隊員の命など無】四乃四四
http://shino44.exblog.jp/i62/
まん中辺りに内部資料画像あり
投稿 元大阪拘置所刑務官の前に自衛隊にもいました | 2008/04/15 13:00:56