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辞表を出した日

10年前のこの日、私は女区長に辞意を表明して、辞表を書いた。
3月末で辞めることにしたので、提出ギリギリの2月末に出したというのか。
最後のあがきだったのかな。

書く1週間ぐらい前に、後任の女区長が決まって、その人には期待できなかったというのがトドメ。
その女区長の手下だという噂もあったし、なんと言っても、刑務所勤務時代の統括でもあったけど、統括としてあまりよくないなーって思っていた人だったので。

その少し前、初等科・中等科の同期の友人に、食事に誘われたときに、「辞めるかも」とは言っていたけど。
で、「辞めるな」とは言ってくれたのだけど・・・精神的にもギリギリだったし、未経験で職にありつけるのは27歳がリミットだと感じていたので。

続けていれば、多分こうやってブログを書いていることはなかったと思う。
それどころか、私自身の存在すら危うかったと思う。
だから、辞めたことに関しては後悔していない。


そして、民間で働くようになってから、いかに自分が社会人としての基礎が身についていないかを思い知らされることに。
社会人1年目に身につけるべきことを身につけていなかったし、身につけるような新人研修もなかったし。

元公務員って、民間の人からすると、嫌がられるんだよね。
要するに権力を振りかざすことに慣れていて、謙虚さが足りないというのか・・・社会人としての基本が身についていないとか・・・
もし、新卒でこの業界に入って、転職しようって思うのだったら、どういう職業であれ、覚悟はしておいた方がいい。

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辞めるかどうか迷った時

看守部長に昇格して、日勤者になって、担当をもてるようになったけど・・・まだまだ小娘だった私には、周囲のことを気遣う余裕もなく、先輩方との連携も上手く取れず、自分で自分を追い込んでしまった。

うつ病で1ヶ月ほど、職場を休んだことがある。
ちなみに当時、病休ではなく、有給を使わされた。酷い話だ。
その後、風の噂で何人も部下を退職に追い込んだとか、施設の男子幹部職員との関係とか、ろくな噂は聞かなかったよなw


鬱病と診断されて、女区長と母親と勝手に協議して、実家通勤にさせられたのだ。これがストレスに拍車をかけるはめに。
私は、創価学会員なのだが、宗教観の違いというので、親元にはいたくなかった。
だから、地元の大学に進学しなかった。公安職である刑務官であれば、官舎というモノにすまなければならないというのも格好の理由だった。
個人的に師匠として仰ぐ価値のない人間を師匠としてあがめなければいけない。
脱会するのなら親子の縁を切るとも言われた。
つまり、信仰の自由、思想の自由というモノを奪われて育ってきた。


復帰後、再発するかも知れない病気、周囲との人間関係、そして刑務官という仕事向いていないのではないのか?と本格的に悩むようになっていた。
退職しようかというのが頭をもたげていた。

でも、女区長が年度末で転勤いうのは聞いていた。
で、後任の女区長候補に、私が刑務所勤務時代にお世話になった夜勤部長の名前が挙がっていた。
彼女の元でなら、もう一度やり直せるのでは? と思っていた。

そして、辞めるかどうかを悩んでいたのは、金銭的なこともあった。
民間で程度の給料をもらえる仕事なんてなかったし。


後任の女区長が確定するまでは、退職への迷いすら出すまいと必死で自分を抑えていた。

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被害者参加制度と公判立会

毎日新聞より
ソース:http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090209k0000e040061000c.html

被害者参加:傷害事件で公判参加…被告暴言に涙 東京地裁

 東京地裁で9日に開かれた傷害事件の公判で、被害者参加制度に基づいて公判参加を認められた30代の女性被害者が、被告の男(43)から暴言を浴びせられ、泣き出す場面があった。同制度を巡っては、被害者が法廷で2次的な精神被害を受ける懸念も指摘されていた。
 被告は昨年11月、東京都世田谷区の路上で占いをしていた女性に言いがかりをつけ、顔を殴って負傷させたとして、起訴された。9日の公判で女性が「被告に『小銭をかせぎやがって』と言われ、腹立たしく感じた」と証言すると、男は「だったら無償でやればいいじゃないか。茶番だ。日本中の占師をつぶしてやる」と大声で叫んだ。女性は両耳をふさいで泣き始め、裁判長は被告を退廷させた。
 女性は次回公判で、被告に直接質問する予定だったが、被害者の弁護士は裁判長に「本日の状況もあるので、もう一度女性と検討したい」と話した。

私が現役だった頃には、まあ考えられなかった制度ですね。
刑事訴訟法第第三百十六条の三十三~第三百十六条の三十九です。


刑務官には、被告席での被告の証言に介入する権限がありません。
逃走とか暴行とかは防ぐのは戒護の範囲に入りますが・・・

おとなしく退廷命令に従えば、退廷だけですみますけど・・・。


今年は裁判員制度も始まって、公判に関しては大きく変わる年となります。
裁判員制度+被害者参加制度となると、相当の混乱が予想されると思います。

公判中の事故にはくれぐれも気をつけていただきたいと思います。


まあ、よく考えれば、この業界から足を洗って、もう一昔という年月が過ぎようとしています。
昨年の刑制での2シリーズで私がお世話になった方が3人もでました。お元気そうで何よりという感じです。
今月の終わりになったら、改めて、辞表を出す決意をしたまでの経緯を書こうと思います。

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